スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

転生プロジェクトX 第三話

第三話 聖霊王の演舞(前編)

 闇文明のドルバロム、水文明のクリスタル・ツヴァイランサーが現れ、世界は新たな激戦に飲まれていた。
 水文明は前の大戦から因縁があった自然文明、火文明に攻撃を仕掛けた。火と自然の連合軍は火文明の魔導機械ファイナル・ドラグアーマーや、その構造を参考に自然文明が作り上げたアクテリオン・フォースを量産し始め、水文明に対抗する。
 闇文明の侵略はスケールが違った。各地方にいる別の文明の指揮官クラスの戦士をドルバロムが撃破。そして、残存部隊を黒神龍ザンジバルやバグレンが殲滅(せんめつ)していった。壊滅状態にされた後も抵抗を続けるゲリラ的な部隊もいたが、ダークロードの愛玩動物ともいえるガーゴイルによって敗れ去っていった。
 世界を暗黒に染め続けるドルバロムは、闇文明の本国から片腕のドルベロスを呼び出す。闇文明一の知将であるディアブロストによって連れてこられたドルベロスは、様々な場所でマナを食い荒らし、世界を不毛の地へと変えていった。
 地上への出来事に関わらないようにしていた光文明だったが、闇文明がいつ侵略してくるか判らない恐怖。そして、地上にある優れた魔導機械を闇文明が入手してしまう危険性から、地上への進軍を開始した。
 エルフェウスを中心に、マルシアス、ビックスで組まれた一個中隊はまず、ディアブロストへの攻撃を仕掛けた。しかし、ディアブロストはすでにその対策を始めていて、光の中隊はドルバロム、ドルベロス、ディアブロストといった大物のデーモン・コマンド三体を相手に戦う事になった。
 結果、マルシアスはディアブロストと相撃ちになり、中隊のほとんどは壊滅。満身創痍(まんしんそうい)のエルフェウスは命からがら光文明の本土に辿り着いた。絶対的な防御力を持ち、あらゆるクリーチャーの攻撃を受け止めてきた盾は真っ二つに割れてしまっている。光文明の中でも、最高の称号である聖霊王であるエルフェウスにとって、これは屈辱だった。
 闇文明の戦力が想像以上である事を実感したライトブリンガー達は、対ドラゴン用の兵器として活躍したメカ・デル・ソルの能力をベースにクロスギアの開発を急いだ。超神龍との戦いから、六王戦争までを戦い抜いたメカ・デル・ソル、光器ペトローバ。その能力を簡易化して量産する計画が進められた。
 ペトローバの特徴は二つある。相手の直接攻撃以外の攻撃全てを弾き返す事。もう一つは特殊な粒子を周囲に散布して、光文明のクリーチャーを活性化させる事だった。二つ目の能力を魔導機械に持たせるのには、マナがかかりすぎる上、効果も期待できないので、一つ目の能力を持った強化外骨格を完成させた。これが、ペトリアル・フレームの試作型である。
「それが、完成した魔導機械か」
 立ち上がったエルフェウスは試作型のペトリアル・フレームを装備。ガーディアンの中隊を引き連れて、再び地上へと侵攻を開始した。
「見ていろ、闇文明。光の前にひれ伏し、その邪まな体をこの世から消し去ってくれよう!」
 エルフェウスはまだ知らない。彼が誕生するのとほぼ同時にエンジェル・コマンドによって進められていたもう一つの『聖霊王計画』を……。マルシアス亡き今、その計画は消えてしまったかに見えるが、精霊にあこがれを抱くイニシエート、アリッサによって再び進行していたのだ。
 ペトリアル・フレームの量産が完了する頃には、『聖霊王計画』も終盤を向かえるだろう。真の聖霊王アルファディオスがこの世界に光臨するのだ。

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

Twitter

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

検索フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。