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ミステリの読み方

 登場人物
・ネギ博士
この記事を書いている人。
・わん太ちゃん
ネギ博士の脳内にいるラブラドール・レトリーバーのわんこ。

ネギ博士「なんか、重いタイトルだなぁ。「読み方を押し付けるのは何事か!」とか言われそうだ。ま、「こういう読み方がいいぞ!お勧めだ!」っていうんじゃなくて「こういう読み方もあるよ」ってノリで」
わん太ちゃん「わんわん(訳:博士、ミステリの話をブログであまりしないよね)」
ネギ博士「語れる人が今までいなかったからね。ミステリの読み方も独学だよ」

◆ミステリを考える◆
ネギ博士「推理小説、ミステリ。ミステリーって伸ばすのはなんか嫌だ。ミステリじゃなくちゃやだ。ただし、森博嗣の作品に関しては森ミステリィと表記しなくてはならない。そんなルールはさておき、「ミステリとは何か?」っていうのが、私の前に最初に立ちはだかる疑問だ」
わん太ちゃん「わんわん(訳:事件が起きて探偵が犯人を解決するんじゃないの?)」
ネギ博士「ぶっちゃけて言おう。事件が起きて事件が解決するだけだったら、別にミステリでなくてもいい。何よりもミステリの魅力は不思議さだ。本格ミステリにはこの不思議さがあるべきだと考えている。全然ミステリじゃないものが本格を名乗るのがあるけれど、不思議さに欠けるし雰囲気が足りないんだよね。作品中のほとんどの時間を不思議さというべーつで包んでいて、我々読み手はそのもやがかかったベールの中を手探りで進んでいきたいんだよ」
わん太ちゃん「わんわん(訳:不思議さ、ねぇ……)」
ネギ博士「不思議さは、何も仕掛けられた謎だけにあるものじゃない。全てが解決した後の犯人の動機に理解しがたいものがあってもいい。その理解しがたい「不思議さ」こそが何とも言えず美しい(こういう時、英米文学的に「グロテスク」と表記したいんだけれど、日本語だと思いっきり意味が違う言葉でとらえられてしまうのがもどかしい)。もうね、不思議万歳!」

◆ミステリの読み方◆
ネギ博士「私の場合は単純。犯人もトリックも考えず、ひたすらその謎の中を手探りで歩いて行って作者の用意した仕掛けにただただ転がされるだけ。遊園地のアトラクションを楽しむようなもんなんだよ。変に気張っているよりも、力抜いて読んだ方が楽しい。ひたすら騙されて手のひらで動かされる楽しみを味わいたいんだよ。変だね」
わん太ちゃん「わんわん(訳:手品の楽しみ方にも似ているよね)」
ネギ博士「うん、似ている。どちらも鮮やかなクライマックスが用意されていて、観客は只、その光景にのまれていくしかない。ミステリの醍醐味は肩の力抜いてどっぷりつかって騙される事にあると思うな

◆おわりに◆
ネギ博士「まだ色々書きたい事はあるけれど、まとめきれないので今日はこんな感じで。最近になって、ようやくミステリの本当の楽しみが判ってきた気がする。ここ一年くらい実用書とかエッセイばかりで小説をあまり読んでいなかったし、読んだとしてもミステリじゃなかったから久し振りにこの前本格ミステリを読んで楽しみ方が判った気分になれたよ」
わん太ちゃん「わんわん(訳:経験を重ねると、ミステリの味も変わるのかな?)」
ネギ博士「そうかもしれない。最後に言わせてもらおう。エセ本格はいらない。真に不思議さを追求した本格ミステリに幸あれ!」
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