スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一人称で小説が書けるかね?

 登場人物
・ネギ博士
このコラムを書いている人。
・わん太ちゃん
ネギ博士の脳内にいるラブラドール・レトリーバーのわんこ。

ネギ博士「へい、わん太ちゃん!久し振りに小説書くのに役立つ記事が書けそうな気がするよ!「書けそうな気がする」ってだけで「書ける」とは言っていないけどね!」
わん太ちゃん「わんわん!(訳:真面目にやらないとかみつくよ!)」
ネギ博士「ごめんなさい。真面目にやります。今日は小説における地の文(セリフ以外の部分)の書き方についてのコラムだよ。その中でも、一人称のものと三人称のものがあるね。今回は、一人称のものについて書くよ。『元祖・ネギの舞台裏』にもこの話題に関連する記事があるよ。」

◆一人称で書くとは?◆
わん太ちゃん「わんわん(訳:一人称とか三人称とか地の文とか言われてもよく判らないよ~)」
ネギ博士「じゃ、説明していこうか。地の文とは上でも書いたようないセリフ以外のキャラクターの行動とかそういった事を書く説明の文章の事。
一人称は、登場人物の誰かの視点で描かれるタイプ。主人公の視点か、語り手の視点のどちらかな。今、ここで公開している小説ではサンプルがないから具体例が出しにくいなぁ。『ライ麦畑でつかまえて』とかは一人称だよね。ホールデンの語りで描かれているからね。あと、ここで紹介したもので近いって言ったら『学校であった怖い話』とか。まだ、オープニングだけしか紹介していないけれど、あれもオープニングだけなら主人公(坂上修一)の語りによって進んでいく一人称だよね。
三人称では、誰かの視点ではなくて作者の視点で描かれる。『時任』も三人称で書いている作品だよ」
わん太ちゃん「わんわん(訳:簡単に言うと、登場人物の視点か作者の視点で書いているかの違いなんだね)」
ネギ博士「そういう事。で、今回はひたすら一人称での書き方について論じていくわけ」

◆一人称って簡単かね?◆
ネギ博士「最初に言っておく。一人称で小説書くのはやめとけ
わん太ちゃん「わんわん!(訳:いきなり何言うの!)」
ネギ博士「そう言いたい気分なんだ、うん。言わなくちゃいけない気がしたんだ。一人称の特徴についてもう一度、言うよ。
主人公か、もしくは、それに近い登場人物の視点で描かれる小説。本格ミステリなんかだと、主人公の名探偵ではなく助手が語り手になるケースが多い。ホームズのシリーズだってワトソンが語り手だよね。ホームズはあんまり読んだ事ないけれど。
特殊なパターンで、一章ごとに語り手が変わるパターンがある。長編小説で実際にあったよ、こういうパターン。特殊だからそんなに見かけないかもしれないけれど。この場合、説明なしに書くと読者が混乱するから「第一章○○ ネギ博士」とか、語り手の名前をサブタイトルの後に入れると親切。つーか、それくらいしないと混乱してストレスがたまる。
さて、ここまで語ったところで言わせてもらおう。一人称で書くのは難しい!」
わん太ちゃん「わんわん(訳:難しいの?)」
ネギ博士「ああ。ぶっちゃけて言うと、小説書き始めたばかりの人とか、初めて小説書く人にはお勧めできない。お勧めできないけれど、何故か一人称で書きたがる人が多い。
これは推測でしかないんだけれど、一人称で書く方が簡単に書けるように見えるのかもしれないね。三人称みたいに形式ばった書き方をしなくていいし、普段、自分が話しているみたいな感じで書けるように感じるから。ここに一人称で挫折する人、ひいては小説を書こうとして挫折する人に対しての罠が仕掛けられているんだろうなぁ」
わん太ちゃん「わんわん(訳:そうなの?)」
ネギ博士「そう思う。色々なサイトとかブログとかで普通の人が趣味で書いた小説読んだりするんだけれどね。一人称で書いているんだけれど、いきなり三人称に変わっているだとか、連載で一話目だけは一人称だけれど、二話目から三人称に変わっているのとか多いんだよ。前も書いたけれど、一つの話(場面が変わったのならともかく)一人称からいきなり三人称に変えるのはルール違反だからね。厳しく叩かれるよ。
そういうの見るとね、一人称は簡単そうに見えるけれど難しいんだろうなぁって思うよ。でも、一人称で始めるって決めたんだったら最後まで一人称で通そうぜ?ケータイ小説だってその程度の事はできているんだから」

◆一人称のメリット◆
わん太ちゃん「わんわん(訳:難しい事は判ったよ。でも、一人称で書く事のメリットとかってないの?)」
ネギ博士「一人称で書く事の最大のメリットは、語り手の心情をダイレクトに伝える事だろう。「心情」って打って「新庄」と変換されたこの虚しい気持ちもダイレクトに伝える事ができるんだ」
わん太ちゃん「わんわん!(訳:そんな虚しい気持ちはダイレクトに伝えなくてもいいよ!)」
ネギ博士「他には、一部細かい描写をしなくていいとか。「道に名も知らぬ花が咲いていた」とか、書ける。花の名前を調べなくてもいい!やったね!
他には、推理小説なんかで読者を罠にはめるのとかに向いているとかね。これは上級テクっぽいけれど、うまく語り手の意識と誘導して読者の意識も誘導するとか。
語り口調で書くのが得意な人は、一人称って結構合うと思うな。じゃ、メリットの次はデメリットだ」

◆一人称のデメリット◆
ネギ博士「最大のメリットと同じように、最大のデメリットがある。それは、語り手以外の人間の心情は書けないという事だ。まあ、ルール判っていない初心者な書き手の中には、一人称なのに「~はうれしかった」とか語り手以外のキャラクターの心情を書いてしまいそうだけれど、それはダメね」
わん太ちゃん「わんわん(訳:そうだね。他の人の心が判っちゃったらおかしいもんね。上みたいなのは「~はうれしかった」じゃなくて「~はうれしそうな表情をしていた」とか、外見の事を書くべきだよね)」
ネギ博士「その通りだ。他にも、語り手が見ていない場所や場面は書けないという事。これでも、語り手がいない場面なのに、無理矢理一人称で書く人がいるかもしれないけれどNGね」

◆一人称で書くための覚悟が足りない◆
ネギ博士「多くの「一人称で書き始めて途中で三人称に切り替えた小説書き」諸君に伝える!貴君らには根性と覚悟が足りない!
一人称で書くには、語り手とシンクロする必要がある!語り手になりきれ!語り手ならどういう表現をするか考えろ!常に一体化するんだ!それだけの事をしないと感情をダイレクトに伝えるなど、夢のまた夢だ!いいか!語り手と一体化だ!!」
わん太ちゃん「わんわん(訳:力がこもっているね)」
ネギ博士「もちろんだとも。一人称で書くためのコツはやっぱり語り手のシンクロする事だもんね。昔、長編ミステリ(ここでも公開予定)を一人称で書いている時に、語り手とシンクロしすぎて大変だったからね。現実生活が侵食される感じで。切り替えはきちんとするように気をつけたけれど。
ま、それだけ難しいってわけだから楽に書きたければ三人称で書く方がいいよ」
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

Twitter

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

検索フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。